ローヤルゼリーに含まれる特有成分はデセン酸という脂肪酸が有名ですが、最近ではアピシンというタンパク質も注目を集めています。
このアピシンにはどういう効果があるのでしょうか?
アピシンはMRJP1マルチマーという名前のタンパク質の一種で、ローヤルゼリーのうちおよそ10パーセントを占めています。
女王バチの成長に大きく関わっているとされていて、たった24時間で大きく成長する秘密は、このアピシンのおかげだと言われています。
ローヤルゼリーを与えられた女王バチ候補の幼虫は、他のハチとは異なり体も大きく生殖能力も得るようになります。
以前は、この成長の秘密はデセン酸だと言われていますが、最近の研究ではアピシンの量によって幼虫の成長のスピードに差が出ることが明らかになっています。
アピシンという名前を付けたのは茨城大学農学部の米倉教授らで、彼らはアピシンに関する様々な研究をしています。
アピシンを加えた人の血液細胞を培養した実験では、アピシンを加えない場合の2倍の細胞数の大幅な増加が認められました。
また、ラットを使った実験ではアピシンには細胞の減少を抑える効果も確認されました。
アピシンには細胞の増殖を促進し、細胞の減少を抑える作用があると言えます。
このように、驚異の働きをもつアピシンの効果はまだ研究途中で、まだその全てが解明されたわけではありません。
しかし、アピシンの健康効果はすでにご紹介したとおりで、アピシンの量が多いローヤルゼリーほど高品質であると評価されています。
ローヤルゼリーによって含まれるアピシンの量は異なります。
アピシンの量を測定するのは困難で、アピシンの含有量が表示されているものはまだ少ないのが現状です。
生ローヤルゼリーであれば、アピシンはそれなりに多く含まれています。
ローヤルゼリーを選ぶ際は、アピシンの量が表示されていて、なおかつ高含有のものを選ぶと良いでしょう。
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