ローヤルゼリーには、生タイプのものや粉末タイプのものなど、いくつか状態に応じてタイプがあります。
このなかでも、調製ローヤルゼリーとは一体どのようなローヤルゼリーのことなのでしょうか。
ローヤルゼリーの区分は全国ローヤルゼリー公正取引協議会が昭和54年9月に告示した「ローヤルゼリーの表示に関する公正競争規約」によって定められています。
これによると、調製ローヤルゼリーとは生ローヤルゼリーまたは乾燥ローヤルゼリーに他の材料や添加物などを加え、製品化したものです。
商品に調製ローヤルゼリーと表示するには、全重量の1/6以上が生ローヤルゼリーでなければなりません。
つまり食品表示の「名称」欄に「調製ローヤルゼリー」と書いてあれば、少なくとも1/6はローヤルゼリーでできた商品だと分かるのです。
ローヤルゼリーを用いたサプリメントなどは調製ローヤルゼリーに分類されることがあります。
ただし基準よりローヤルゼリーの使用量が少ない場合は、「ローヤルゼリー含有加工食品」、「ローヤルゼリー調製品」のように記載されています。
2-1.安価に入手できる
調製ローヤルゼリーは、生ローヤルゼリーや乾燥ローヤルゼリーに比べて安く購入できます。
ローヤルゼリーは希少価値が高く、ローヤルゼリー100%の商品だとどうしても高価になってしまいます。
しかし調製ローヤルゼリーであれば、ほかの原材料も用いられているので製造コストが低く、そのぶん手軽に買うことができるのです。
2-2.飲みやすい
ローヤルゼリーには特有の酸味や刺激があり、そのままだと飲みにくく感じてしまいます。
商品にもよりますが、多くの調製ローヤルゼリーはローヤルゼリーの風味を抑えてあるので飲みやすいでしょう。
酸っぱいのが苦手な方には調製ローヤルゼリーが向いています。
2-3.ほかの栄養成分が添加されている
調製ローヤルゼリーには、よりよい栄養バランスを実現したり効果を高めたりするために、健康に役立つ他の成分が添加されている場合があります。
同時配合されている食品には、マヌカハニーやプロポリス、フコイダン、大豆イソフラボンなどが挙げられます。
たとえば免疫力を向上したいならマヌカハニーやプロポリス、生活習慣病予防ならフコイダン、更年期障害改善には大豆イソフラボンが添加された商品がおすすめです。
調製ローヤルゼリーを選ぶときはローヤルゼリー以外の原材料もチェックして自分の目的にあった商品を見つけることが重要です。
2-4.保存性が高い
生ローヤルゼリーは傷みやすく、かならず冷凍または冷蔵で管理する必要があるなど、保存が難しいことで知られます。
一方、調製ローヤルゼリーは長く保存できるよう工夫されていることが多く、数カ月~数年は常温でも保存可能です。
ただし賞味期限が長い商品には酸化防止剤や保存料が添加されているケースもあります。添加物が気になる方は食品表示をよく確認しましょう。
せっかくローヤルゼリーを購入しても続けられなければ、効果を感じられずお金もムダになってしまいます。
手軽にローヤルゼリーを試すことができる調製ローヤルゼリーは、とくに初心者におすすめです。
調製ローヤルゼリーの商品は数が多いので、お試しセットなども利用しながら自分に最も合った商品を見つけましょう。
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