ローヤルゼリーに含まれるアセチルコリンは自律神経に深く関わっている物質で、記憶力や集中力、認知力に重要な働きがみられます。
アセチルコリンは認知症の予防にも関わっています。
アセチルコリンはビタミンBと酢酸が結合した物質で、神経伝達物質のひとつです。
脳内の神経細胞はそれぞれ独立して存在し、シナプスと呼ばれるつなぎ目で神経細胞同士が繋がっています。
そのシナプスの間で情報の受け渡しをするのが神経伝達物質です。
神経伝達物質は100種類程あると考えられていて、そのうち約25種類が確認されています。
神経伝達物質は神経細胞を興奮させる種類と、逆に神経を抑制する種類があります。
シナプスから出される神経伝達物質の種類は神経細胞により決まっています。
興奮性の神経伝達物質はドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、グルタミン酸、抑制性ではγアミノ酪酸(ギャバ)、グリシンなどがあります。
アセチルコリンは興奮性の神経伝達物質のひとつです。
1-1.アセチルコリンの働き
アセチルコリンは脳内の海馬というところに多く存在し、記憶、認知、思考、集中力、目覚め、睡眠などに深く関与しています。
アセチルコリンは副交感神経を刺激し、血圧や脈拍を下げ、唾液を産生し、便秘を改善するなどの働きがあり、自律神経の安定に関与します。
また更年期障害の改善も期待されています。
アセチルコリンは筋肉にある神経細胞にも働きかけ、筋肉を収縮させ筋肉活動を促進させます。
1-2.アセチルコリンの生成に必要なもの
アセチルコリンの生成には酵素、ぶどう糖、レシチンの主成分であるコリンが必要となります。
レシチンは卵黄、大豆、ナッツ類に多く含まれています。
そのほかにもビタミンB群、ビタミンC、ミネラル類がアセチルコリンの生成をサポートします。
1-3.アセチルコリンの不足と過剰分泌の影響
アセチルコリンが不足すると眠りが浅く、物忘れがひどくなったり、集中力が欠如したりする症状が現れ、アルツハイマー、認知症の原因になると考えられています。
逆に過剰に分泌されるとパーキンソン病になる可能性があります。
アセチルコリンは体内で生成されますが、その量はあまり多くありません。
アセチルコリンは認知症や自律神経失調症の治療にも使われ、その効果が認められていますが、加齢に伴い分泌量は低下していきます。
ローヤルゼリーはアセチルコリン補給にも適しています。
ローヤルゼリーはミツバチから作られた完全な自然食品で、アセチルコリンのほかにもビタミンB群、たんぱく質、アミノ酸、ミネラル、脂肪酸など数多くの栄養成分をバランス良く含み、不足しがちな栄養素を補います。
心身共に健康に過ごせるよう、ローヤルゼリーを継続的に摂取してみませんか?
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