ミツバチの女王バチの特別な食事であるローヤルゼリーは健康食品として人気が高く、その効果、効能は高い評判を得ています。
そんな中、ローヤルゼリーにフコイダンという成分が配合されているサプリメントが販売されています。
フコイダン配合のローヤルゼリーとはどんな特徴を備えているのでしょうか。
フコイダンは1913年にスウェーデン人の科学者により発見されました。
フコイダンは水溶性の食物繊維の一種で、褐藻(かっそう)類に含まれるネバネバした粘質物、ぬめりの成分です。
昆布、わかめ、メカブ、もずくなどに多く含まれています。
フコイダンについては現在も研究が進められていて、まだ解明されていない部分も多く、人に対する臨床的な研究結果はデータが不足していますが、実験レベルでは数々の可能性が報告されています。
1-1.フコイダンの働き
フコイダンを含む褐藻類については、平安時代の文献にもその薬理効果について記されている程、古くから注目されてきた食物です。
フコイダンは1996年に日本癌学会で制癌作用が報告されて以来、特に注目を集めるようになりました。
現在までのところ、フコイダンの制癌作用として、腫瘍の増殖を抑える抗腫瘍作用と、細胞死であるアポートシス機能があることが報告されています。
更に、コレステロール値の低下作用、高血圧改善作用、抗ウイルス作用、免疫力強化作用、腸内環境改善作用、アレルギー緩和作用などが解明されつつあり、今後の研究結果が待たれます。
1-2.フコイダンの栄養成分
フコイダンは100gあたりの熱量が17キロカロリー、たんぱく質0.1g、糖質3.9g、脂質0.1g、ナトリウム46mg、食物繊維0.5g、ビタミンC 220mg、ビタミンB1 2mg、ビタミンB6 1mgを含みます。
1-3.フコイダンに含まれるアミノ酸
フコイダンは必須アミノ酸9種類と非必須アミノ酸9種類を含んでいます。
アミノ酸は人の体を作るたんぱく質の最小の単位で、内臓、血液、筋肉、髪の毛、爪、骨など、人の体の多くの部分に存在しています。
中でも必須アミノ酸は人の体内では作ることができないアミノ酸で、食品から摂取する必要があります。
ローヤルゼリーはフコイダンと同様に9種類の必須アミノ酸と、15種類の非必須アミノ酸を含んでいます。
そのほかにもビタミンB群、鉄やカルシウム、亜鉛などの豊富なミネラル、特有成分のデセン酸、補酵素のビオプテリンなどをバランスよく含みます。
ローヤルゼリーの主な効果は、更年期障害の改善、生活習慣病の予防と改善、うつ、自律神経失調症の改善、肩こり、冷え性の改善、アンチエイジング、免疫力の向上、癌の予防などがあります。
フコイダン配合のローヤルゼリーは、それぞれにない栄養素を補い合うことにより、より効率的で高い相乗効果が期待できます。
ローヤルゼリーもフコイダンも食品なので副作用という概念はありません。
ただし、どちらも大量に摂取するとお腹が緩くなり、下痢になる可能性があります。
使用用量をしっかりと守るようにしましょう。
フコイダン配合のローヤルゼリーは、調製ローヤルゼリーという種類に入り、ローヤルゼリーにない効果をフコイダンから得ることができるというメリットがあります。
その一方で、ローヤルゼリーそのものの含有量は減るため、ローヤルゼリーの効果、効能を主に期待している方にとってはデメリットとなります。
フコイダン配合のローヤルゼリーは、一月分で二千円台から通販などで販売されています。
通販ではお試し価格、キャンペーンの特別割引、定期購入割引などを実施している会社メーカーもありますので、一度試してみたい方は、そのようなシステムを利用してみるのもひとつの方法です。
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