40種類近い栄養素を含み、万能健康食品であるローヤルゼリーは、使用の際にどのようなことに注意すべきなのでしょうか?
副作用の危険性や対象年齢はあるのでしょうか?
この記事では、ローヤルゼリー使用の注意点についてご紹介します。
ローヤルゼリーは医薬品ではなく健康食品です。
副作用とは医薬品についての用語であり、ローヤルゼリー自体には副作用はありません。
ローヤルゼリーを長期間服用しても、常識を超えない範囲の適量を摂取している分には何ら心配はいりません。
ただし、現在何かの医薬品を使用している場合、ローヤルゼリーの豊富な栄養素と反応してしまう可能性も考えられます。
また、他のサプリメントと栄養が重複してしまうことによる過剰摂取も考えられます。
ローヤルゼリーとの飲み合わせについては、病院や薬局で相談してみてください。
アレルギー体質の方は、ローヤルゼリーを摂取することでアレルギー反応が出る可能性もあります。
ローヤルゼリーの原料は花の花粉や蜜なので、花粉症の方も何らかの症状が発生するケースも考えられます。
アレルギーの心配があってもローヤルゼリーを摂取したい場合は、ごく少量から試してみて、問題がないか確かめながら慎重に摂取するようにしましょう。
ローヤルゼリーは6歳未満の幼児に与えない方がよいといわれています。
ローヤルゼリーと同様にミツバチが作りだすハチミツには、ボツリヌス菌が混じっている可能性があります。
ボツリヌス菌が産生する毒素が体内に吸収されボツリヌス症を発症すると、最悪の場合、呼吸器官がマヒして死に至ることもあるのです。
とくに1歳未満の赤ちゃんはボツリヌス菌に感染すると重症化しやすいため、厚生労働省は「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」にするよう、注意を促しています。
ローヤルゼリー製品からボツリヌス菌が見つかったり、ローヤルゼリーを原因としてボツリヌス症にかかったりした例はありません(2018年12月現在)。
しかしボツリヌス菌は土壌など比較的広い範囲に存在するうえに熱にも強く、酸素のない状態で増加します。
ローヤルゼリーもハチミツと同じようにミツバチの巣から採取するので、ボツリヌス菌が混入していないとも限りません。
またローヤルゼリーは真空密閉された瓶詰で販売されていることも多いので、ボツリヌス菌が絶対に繁殖していないと断言することはできないのです。
念のため乳幼児には与えない方が賢明です。
成長期の子どもに必要な栄養をたくさん含んでいるので、6歳以上になったらぜひローヤルゼリーを食べさせてみるといいでしょう。
ローヤルゼリーは自然が生んだ健康食品です。
副作用の心配はなく安全ですが、他の医薬品との飲み合わせについては医師や薬剤師に相談しましょう。
またアレルギー体質の方は注意が必要ですし、乳幼児には与えないようにしてください。
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