ローヤルゼリーを、すでに服用中の医薬品やサプリメントと一緒に飲むと、相互作用によりそれぞれの効果に影響を及ぼしてしまうことがあります。
ローヤルゼリーは完全な自然食品ですが、それでも医薬品との飲み合わせには注意が必要です。
ローヤルゼリーはミツバチの働きバチが集めた花粉や蜜から合成された天然の食品です。
食品なので誰でも購入、摂取ができます。
とはいえ服用中の医薬品がある方は、その薬とローヤルゼリーを一緒に服用して問題がないかどうか 、かかりつけの医師に相談することがまず先決です。
一般にローヤルゼリーと相互作用があり、同時に服用することを見合わせるべき医薬品として以下の薬が知られています。
1-1.ワーファリン(ワルファリン)
ワーファリンは血液凝固阻止剤で、血管内で血液が固まらないようにし、血行を促進する作用のある薬で、血栓症、脳血栓、心筋梗塞、脳卒中、肺塞栓症などの治療と予防に使用されます。
ワーファリンはビタミンK拮抗薬と呼ばれ、ビタミンKの働きを阻止します。
ワーファリンを服用すると血が止まりにくくなるので、出血の恐れのある人は使用できない薬です。
ローヤルゼリーは血行を促進するデセン酸という成分を含みます。
従ってローヤルゼリーとワーファリンを飲み合わせた場合、怪我や、鼻血が出るようなことがあれば、出血が止まらなくなる恐れがあります。
このことから、ワーファリン服用中のローヤルゼリーの摂取は避けるべきとされています。
1-2.漢方薬
タンニン、カテキンという成分はローヤルゼリーに含まれる鉄分の吸収を低下させる働きがあります。
タンニンは植物の葉などに含まれているポリフェノールで、お茶の渋みの成分です。
タンニンを含む食品は煎茶、 ほうじ茶、コーヒー、赤ワイン、ココア、柿、ブルーベリー、ぶどうなどがあります。
カテキンはタンニンの一種で、さまざまな種類が存在しています。
漢方薬にはタンニン、カテキンを含むものが非常に多くありますので、ローヤルゼリーと一緒に飲むことは避けた方がよいとされています。
2-1.カフェイン、タンニン、カテキンとの飲み合わせは?
ローヤルゼリーの効果を生かすためには、医薬品でなくともカフェインを多く含む飲み物、食べ物は一緒に摂取しない方がよいといわれています。
カフェインはタンニン、カテキン同様、鉄分の吸収を悪くします。
お茶やコーヒーなど、カフェインとタンニン、カテキンを含むものは、ローヤルゼリーの摂取前後一時間程度はあけるようにした方がよいでしょう。
2-2.ニコチンに注意
ニコチンを含むタバコは控えた方がよいとされています。
ニコチンには発癌物質が含まれ、ローヤルゼリーの持つ抗癌作用の働きを悪くしてしまいます。
2-3.糖分の摂り過ぎに気をつける
糖分の摂り過ぎはローヤルゼリーに含まれているビタミンの吸収を阻害します。
糖分の摂取はほどほどにしておきましょう。
健康食品やサプリメントと医薬品を一緒に摂取しても大丈夫かどうかは、かかりつけの医者や薬剤師と相談することが大切です。
いくら天然、自然食品であっても、医薬薬との相互作用がある場合を考え、呉々も自己判断で摂取しないように注意が必要です。
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