ローヤルゼリーにはさまざまな効果、効能が認められています。
中でも血圧を改善する成分を含み、高血圧、低血圧のいずれも正常にする作用が確認されています。
ローヤルゼリーのどの成分が血圧の安定に働くのでしょうか?
ローヤルゼリーは高血圧を下げ、低血圧を上げるという効果があります。
ローヤルゼリーの成分であるアセチルコリン、パントテン酸、デセン酸という物質が血圧の安定に有効に働きます。
1-1.高血圧の原因
最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上が高血圧とされます。
高血圧は遺伝的な素因と、肥満、ストレス、塩分の摂り過ぎ、運動不足、過剰な飲酒、偏食などにより発症し、生活習慣病のひとつとされています。
高血圧を改善するにはまず生活習慣の見直しが大切になります。
1-2.低血圧の原因
最高血圧が100mmHg以下、最低血圧が60mmHg以下が低血圧の目安とされていますが、高血圧と違い、統一された診断の基準はありません。
低血圧の原因は遺伝的な素因が大きく影響します。
また循環器系や内分泌、神経系の病気からくる場合があります。
低血圧は自律神経の乱れもその原因のひとつとなります。
アセチルコリンは神経伝達物質のひとつです。
神経伝達物質は脳内の神経細胞同士の隙間で情報の受け渡しをする化学物質で、アセチルコリンのほかにもドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなどがあります。
アセチルコリンは記憶や認知、意欲を高める役割があり、昼間の活動時に働く交感神経と、夜間のリラックス時に働く副交感神経のバランスを取ります。
アセチルコリンが不足すると認知症やアルツハイマー病になる可能性があり、逆にアセチルコリンが過剰になるとパーキンソン病の症状が現れる可能性があります。
2-1.アセチルコリンの効果
アセチルコリンは血管を広げ、血圧を下げる働きがあります。
また副交感神経を刺激し脈拍を減少させ、運動機能を制御し、血管運動神経の働きを整えることにより血圧の安定に寄与します。
パントテン酸はビタミンB群のひとつで、水溶性のビタミンです。
パントテン酸はいろいろな食品に幅広く含まれていますが、不足すると皮膚炎、脱毛、手足の痺れ、頭痛などが起きます。
パントテン酸は善玉コレステロールの合成に関与し動脈硬化を予防、血行を促進させる働きがあり、血圧を正常に保つ効果があります。
デセン酸は自然界でローヤルゼリーだけに含まれている特有成分です。
デセン酸は血行を促進し、血中のコレステロール値を低下させる働きがあり、血圧を安定させる効果があります。
カリウムは血圧を下げる作用があり、カリウムを多く含む魚、牛乳、りんご、バナナ、納豆、ほうれん草などが高血圧に効果的です。
ただし腎臓の悪い方はカリウムの排泄が少なくなるため、カリウムの摂り過ぎに注意が必要です。
低血圧の改善にはたんぱく質の多い肉、魚、大豆、大豆製品やビタミンEを含むナッツ類、カボチャが効果的です。
ローヤルゼリーは薬品ではなく食品なので、摂取したからすぐに高血圧や低血圧が解消されるというわけではありません。
継続して摂取することにより、少しずつ血圧の安定が期待でき、体全体の調子が良くなっていきます。生活習慣の見直しに合わせて、補助的な目的で使用してみましょう。
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