生ローヤルゼリーは独特のクセがある風味をもっていて、そのまま食べるのは苦手だという方も少なくありません。
生ローヤルゼリーのどのようなところが不味いと感じるのかを分析した上で、生ローヤルゼリー本来の栄養を損ねずに美味しく食べる方法をご紹介します。
まず生ローヤルゼリーを美味しくないと感じる理由は、一番に甘味が足りないことだと考えられます。
生ローヤルゼリーの糖度は10パーセント程度で、いちごやりんごなどの果物と比較しても甘くはありません。
また、生ローヤルゼリーは発酵食品を思わせる酸味や苦味があり、これも食べにくさの原因になっています。
甘味と苦味は、互いに打ち消す関係にあるので、10パーセントの糖分が含まれていてもあまり甘さを感じないのは、その分苦味成分が入っているからです。
生ローヤルゼリーに特有のピリっとした刺激味の原因は、デセン酸というローヤルゼリーにしか含まれない特別な成分です。
このデセン酸はローヤルゼリーならではの栄養素で、刺激が強いほどデセン酸が多く含まれています。
生ローヤルゼリーを美味しく食べるには、甘味を足し、苦味や酸味などを和らげるよう工夫する必要があります。
生ローヤルゼリーは、半冷凍したり冷蔵庫でよく冷やしたりして、冷たい状態で食べる人が多いようです。
冷やして食べることで、シャーベットやアイスクリームなどのデザートを食べているかのような感覚になります。
冷たい状態だとニオイを感じにくいので、この方法ならそのままでも食べることが出来るという方が多いです。
逆に、冷たい状態だと甘味を感じにくいので、常温に戻してから食べるという方もいます。
酸味や苦味は冷たくても常温でも感じ方に違いはありませんが、甘味は体温で一番強く感じるようになっています。
加熱するとタンパク質が変質する可能性があるので、温めすぎには注意しましょう。
生ローヤルゼリーだけだと食べにくいという方は、ハチミツや砂糖、水あめなどの甘味料を足してみると美味しく食べることができます。
黒砂糖やメープルシロップなど、味が強いものを使うと、より生ローヤルゼリーの食べにくさを緩和できます。
また、生ローヤルゼリーの酸味が苦手な場合は、ヨーグルトと一緒に食べると、ヨーグルトの酸味と生ローヤルゼリーの酸味が混ざるので、酸味が気にならなくなります。
サラダを食べる際、ドレッシングと一緒に生ローヤルゼリーをかけて食べるのも味の面ではおすすめです。
生ローヤルゼリーの食べ方を工夫する際、せっかくの栄養を壊さないように注意してください。
熱い飲み物に溶かしたり、タンニンの含まれるお茶などと一緒に飲んだりしてはいけません。
また毎日同じ方法だと飽きてしまうかもしれないので、日によって異なるアレンジをして食べると長く続けることが出来るでしょう。
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