女性は加齢と共に女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少し、体にさまざまな変化が現れてきます。
骨の密度が減少するのもそのうちのひとつで、骨の強度が失われ、骨粗鬆症になる可能性もあります。
ローヤルゼリーに含まれる成分には骨密度を維持する働きがあり、骨粗鬆症予防に有効に働きます。
カルシウムは骨の構成成分です。
食事から摂ったカルシウムは腸で吸収された後、血液で運搬され、骨を作る材料になります。
古くなった骨の成分は壊され、骨は新陳代謝を繰り返します。
カルシウムは骨と歯以外に細胞や血液中に存在し、体の機能維持に大切な働きを担っています。
しかし血液中のカルシウムが不足すると、骨にあるカルシウムがその代わりとして使用されます。
新しい骨の形成と古くなった骨の破壊のバランスが崩れると、骨密度が減少する原因となります。
女性の骨密度が減少するケースとして主に加齢、閉経の影響が考えられます。
骨密度は加齢に伴い、体内のホルモンが変化することにより減少します。
骨密度に関係しているホルモンは女性ホルモンのエストロゲン、カルシウム調整ホルモンの副甲状腺ホルモン、カルシトニンがあります。
3-1.女性ホルモン、エストロゲンの働き
エストロゲンは骨の形成を促進し、骨の破壊を抑える働きがあります。
更年期になるとエストロゲンの分泌が減少し、骨密度に影響を及ぼします。
3-2.副甲状腺ホルモンの働き
副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウムの濃度を一定に保つ働きがあります。
加齢により血液中のカルシウムが減ると、副甲状腺ホルモンが多く分泌され、その濃度を上げようと骨に貯蔵されているカルシウムを血液中に取り込みます。その結果、骨の破壊が進みます。
3-3.カルシトニンの働き
カルシトニンは骨の破壊を抑制する働きがありますが、加齢に伴いカルシトニンの分泌は減っていきます。
女性の骨密度は50歳前後から低下します。エストロゲンの減少に加え、腸管でのカルシウムの吸収が悪くなることも骨密度の減少に影響します。
骨密度が低下し、骨がスカスカになる骨粗鬆症の約80%は女性だといわれていますが、その理由はエストロゲンの減少が大きく関与しています。
男性は男性ホルモンが骨の形成に関わりますが、女性のように加齢に伴って減るということはほとんどありません。
エストロゲンは更年期の頃から閉経後にかけて減少するため、閉経後には急激に骨密度が減りやすくなります。
ローヤルゼリーには特有成分として10-ヒドロキシ-2-デセン酸(10HDA)、通称デセン酸が含まれています。
デセン酸はエストロゲンに似た働きがあります。
研究ではローヤルゼリーは骨密度の減少を抑え、骨の中のカルシウムの量を増やす働きがあると報告され、骨粗鬆症の予防にローヤルゼリーが有効である可能性が示されています。
また他の実験によると、ローヤルゼリーは骨の強度を決定する骨質の低下を抑える働きも認められています。
骨密度の低下、および骨粗鬆症の原因は、遺伝やストレス、ステロイドの長期服用、日光浴不足なども考えられます。
そのほかにも食事の変化(必要な栄養不足)や運動不足なども影響があります。
栄養面では特にカルシウム、ビタミンD、マグネシウムが不足すると骨の形成に影響を与えます。カルシウムの腸での吸収にはビタミンDが必要です。
カルシウムは乳製品、骨ごと食べる魚、大豆などに、マグネシウムは胡麻やアーモンドなどのナッツ類、海草類に多く含まれています。
ビタミンDはイワシやしらす干し、鮭などの魚類やきくらげなどに多く含まれています。ビタミンDは陽の光にあたることによって、カルシウムを吸収する効果を発揮します。
ローヤルゼリーはカルシウム、マグネシウムを含みますので、食事から不足しがちなそれらの栄養素を補助的にサポートします。
骨密度の低下や骨粗鬆症の心配がある女性は、継続的なローヤルゼリーの摂取を考えてみることをおすすめします。
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