ローヤルゼリーは健康にいいと言われていますが、実際にどのような成分が含まれているのかご存知ですか?
この記事では、ローヤルゼリーに含まれる成分とその効果について詳しくご紹介します。
まず、ローヤルゼリーの全成分のうち、67パーセントが水分です。
次に多く含まれているのがアミノ酸やタンパク質で、全体の12~13パーセントです。
アミノ酸はタンパク質が分解されてできるもので、どちらも筋肉や内臓、髪や皮膚など身体のパーツを作るもとになっています。
ローヤルゼリーは、人間が体内で作り出すことのできない9種類の必須アミノ酸を全て豊富に含んでいます。
必須アミノ酸含有量のバランスの良さを示す「アミノ酸スコア」は100点満点で、非常に良質なタンパク源であると言えます。
必須アミノ酸の他にも15種類のアミノ酸を豊富に含んでいます。
さらに、アピシンやロイヤラクチン、ロイヤリシンなどローヤルゼリーに特有のタンパク質は9種類あることがわかっています。
女王バチに特別な力を与えているのは、このタンパク質のおかげだと言われています。
次に、グルコース(ブドウ糖)やフルクトース(果糖)、スクロース、オリゴ糖などの糖類が10パーセント程度含まれています。
これらは身体を動かすエネルギーのもとになる大事な栄養素です。
オリゴ糖は、腸内にいる善玉菌のエサになって、腸内環境を整える働きをもっているほか、便秘改善や動脈硬化予防などの硬化があります。
ローヤルゼリーの5パーセント程度を占めるのが、ローヤルゼリーにしか含まれない特有成分の脂肪酸「デセン酸」です。
デセン酸は、ローヤルゼリー独特のピリっとした刺激味の原因でもあります。女王バチの持つフェロモンに似た物質で、人体では「エストロゲン様作用」という女性ホルモンのような働きをするとされています。
デセン酸には、アンチエイジング、美肌、バストアップ、生活習慣病予防などの効果があります。
また、身体の健康をサポートするビタミンやミネラルも豊富に含んでいます。
貧血予防に欠かせない鉄分、体内の水分量を管理するマグネシウム、脳にとって重要なリン、新陳代謝を高める亜鉛、血圧を下げるカリウム、骨を作るカルシウム、
抗酸化を助ける銅、酵素を活性化させるマンガンの計8種類のミネラルを含んでいます。
また、炭水化物の代謝に関わるビタミンB1、脂質の代謝に関わるB2、タンパク質の代謝に関わるB6、赤血球を作るB12、免疫を高めたり美肌を作ったりするビタミンC、
造血作用を持つ葉酸、生活習慣病を予防するイノシトール、自律神経を正常化するアセチルコリン、酵素を助けるナイアシン、
エネルギー代謝を助けるパントテン酸、肌の健康を保つビオチン(ビタミンH)などのビタミンやビタミン様物質が含まれています。
他にもビオブテリンなどの酵素や抗菌成分などが含まれています。しかし、ローヤルゼリーにはまだまだ未知の部分が多く、これから研究が進むにつれ新しい成分や情報が解明されていくことでしょう。
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