コレステロール値が高くなると動脈硬化になりやすく、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症など重大な病気をひき起す危険性も出てきます。
コレステロール値を下げるためには食事や運動などの生活習慣の見直しと共に、ローヤルゼリーの摂取が効果的です。
ローヤルゼリーは若いミツバチの働きバチが花粉を体内で分解、合成し下咽頭腺から分泌した物質で、酸味のある乳白色をしています。
ローヤルゼリーの成分は水分60〜70%、たんぱく質12〜15%、糖質10〜16%、脂質3〜6%、ビタミン、アミノ酸、塩分が2〜4%で、たんぱく質が高い割合で含まれている特徴があります。
ローヤルゼリーはたんぱく質の元になるアミノ酸のうち、人の体内で合成できず食品から摂取が必要な必須アミノ酸9種類をすべて含みます。
アミノ酸の含有バランスが非常に良く、優れた栄養補助食品とされています。
コレステロールは人の体内に存在する脂質で、副腎皮質ホルモン、男性、女性ホルモン、胆汁酸、細胞膜などの材料となり、人の生命活動の大切な役割を担っています。
2-1.コレステロールの種類
コレステロールはLDLコレステロールとHDLコレステロールがあり、それぞれ別の働きがあります。
LDLコレステロールは悪玉コレステロールと呼ばれ、コレステロールを血管を使い体の各細胞に運搬します。
LDLコレステロールは増えすぎると動脈硬化の原因となります。
HDLコレステロールは善玉コレステロールと呼ばれ、余剰なコレステロールを回収し肝臓に戻す働きをし、動脈硬化を予防します。
血液検査では、総コレステロール値、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値が調べられます。
コレステロール値が高くなると高コレステロール血症と診断されます。
高コレステロール血症の診断基準値は総コレステロールが240mg/dl以上、LDLコレステロール値が160mg/dl以上の場合です。
3-1.コレステロール値が高いと問題になること
コレステロール値が高くなると動脈硬化が起き、血管を狭めます。血管が狭まると、息切れ、めまい、頭痛、胸の痛みなどが起こりはじめます。
さらに動脈硬化が進行し、心臓の冠動脈が狭くなると、狭心症や心筋梗塞など深刻な病気に繋がる恐れが高まります。このような事態を防ぐため、コレステロール値を下げる必要があります。
4-1.パントテン酸
ローヤルゼリーに豊富に含まれるビタミンB群のひとつにパントテン酸があります。
パントテン酸はたんぱく質、脂質、糖質の代謝に不可欠な成分で、副腎皮質ホルモンやコレステロールの合成に関与します。
パントテン酸は善玉コレステロールを増やし動脈硬化を予防し、コレステロール値の低下に働きます。
4-2.ビタミンB6
ビタミンB6はたんぱく質の代謝に必要で、体内に存在する数多くの酵素の補助素としての働きがあります。
ビタミンB6は血栓を予防し善玉コレステロールを増やし、脂質と悪玉コレステロールを減らします。
4-3.デセン酸
デセン酸は油を構成する脂質のひとつで、ローヤルゼリーにだけ含まれる特有成分です。
デセン酸についてはまだすべてが解明されていませんが、コレステロール値を下げる働きがあると考えられています。
ローヤルゼリーの品質はデセン酸の含有量で決定されます。
デセン酸はコレステロール値の低下以外にも糖尿病の予防や更年期障害の症状の改善、美肌、美髪効果も期待できます。
ローヤルゼリーは医薬品ではないので、摂取するとすぐにコレステロール値が下がるというわけではありません。
コレステロール値を下げるためには、食事の見直しと適度な運動を生活に取り入れることがまず先決です。
ローヤルゼリーは現代の日本人の食生活で不足しがちな栄養素を補うためには最適の栄養補助食品です。
生活習慣の見直しとローヤルゼリーを継続して摂取することによりコレステロール値も次第に下がり、健康増進に繋がります。
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